ブログ

自分のやりたい得意分野で仕事を作って、多くを稼げなくとも田舎の農的な暮らしで腹一杯に食えて豊かになる人が、これから増えると思う

 もう人間にしかできない仕事なんて、ほとんどないね



こんにちは、村長です。

先日、子どもたちがリクエストする曲をYoutubeで流していたら、Youtubeのレコメンドで(?)、こんな曲が流れてきました。

「残クレ アルファード」


 



アルファードには何の罪もないけれど、アルファードでイキっている若者たちを皮肉る内容で、日本の教育の成れの果てに笑えたり笑えなかったり。

今回はその内容についてどうこう言うつもりはなく、この楽曲を作ったテクノロジーについて、自分の中で感じたことを書きます。



それは、

「もう人間にしかできない仕事なんて、ほとんどないね」

ということ。



実はこの動画、ある会社員の方が副業で、AIを使って作った作品とのこと。音楽も動画も100%AIで、歌詞の一部もAI活用。音楽作りはこの作品で3作目という初心者でありながら、制作時間はわずか8時間。


そしてAIが作った楽曲を、人間がカバーすることに発展。

今度、ライブするんだって。

 



もう人はAIなしじゃ生きていけませんね。去年くらいまでは「AIなんて大したことないね」っていう評判もあったけれども、もうここまで進化したんだ。指数関数的に進化していくと言われている生成AIですから、これからはもっとえげつない速度で進化していくのでしょう。


令和7年7月現在は、そのAIスキルを身につけて、爆速で仕事を終わらせよう的な風潮がありますが、そもそもそのタスクすらAIがやってくれるようになった時、さて、会社経営者はこれまでのように人を雇用するんでしょうか。

特にブルーカラーよりも賃金が高いとされるホワイトカラーです。利益を追求する株式会社であれば、社員をAIに代替すべきという株主や経営者が出てきて不思議ではありません。そうなると、会社で雇用される人はほんの一握りとなり、近い将来にはホワイトカラーを中心に失業者が増えるのではないかと想像します。あくまで私の想像です。

これまで求められてきたスキルがまったく通用しなくなり、これまで会社に認められてきた人がリストラに遭う。その心情、察するに余りあります。

一方で、独立開業のハードルは非常に下がるのでは。AIの客観性をうまく活用すれば、そう間違った経営にならないでしょうし、AIのおかげでホワイトカラーを減らすことができればキャッシュフローも安定しやすいでしょうしね。

AI
によって仕事がなくなり不自由になる人、AIによって事業で成功し自由を手にいれる人。本当に近い将来、そんなカオスが起こるぞ、これは。



19
世紀の産業革命期には、機械化の進展に伴って職を失うことを恐れた職人や労働者たちが、工場に導入された機械を破壊するムーブメント「ラッダイト運動」を起こしました。

時代が変わっても人の本質は変わらず、基本的に歴史は繰り返されます。今の日本の不景気も相まって、形を変えて「令和のラッダイト運動」が起きるかもしれません。まぁそが実際に起こる可能性についても、AIに聞いてみてもらったらいいんですけどね。

そんなことを思わせるに十分な、「残クレ アルファード」でした。




自分のやりたい得意分野で仕事を作って、多くを稼げなくとも田舎の農的な暮らしで腹一杯に食えて豊かになる

 

会社を経営したり、個人事業を営んでいたりする今の私からすると、「そんな時代なんだから、さっさと独立起業したらいいじゃん」と思いますが、でも脱サラって勇気が要りますよね。実は私も元はサラリーマン。2009年に会社を辞めて独立する旨を上司に伝えた時は、ちびりはしなかったけど、足は震えてました(笑)それくらい怖かったし、勇気の要る決断でした。

それまで勤めていた会社は一部上場企業だったので安定はしていましたが、会社員として働く以上、組織の歯車としての機能が求められるので、自分の思いと行動が一致しないことは日常茶飯事。そのストレスがありました。

結局そのバランスですよね。会社員は「寄らば大樹の陰」で守られる立場だから安心、だけど不自由。独立開業となると「鶏口となるも牛後となる勿れ」で自由、だけど不安。どっちを選択するかという話。これまではなんとなくそういう対比構造があるように思っていました。

ところが、「残クレ アルファード」の動画を観て感じたわけです。AIによってホワイトカラーの仕事がここまで代替されるなら、大企業の社員であっても安心なんて言えない、割とリスクが高いぞ?と。


そうなった時に、同じ場に留まりラッダイト運動を起こす人もいれば、さっさと自分が活躍する場を移す人も出てくるでしょう。



そして後者の中には、都市部から田舎へ移動する人も割と多いのでは?まずは生活コストの高い都会からコストの安い田舎へ避難。独立開業のリスクは下がったから、自分の得意分野でスモールビジネスを始める。さらに農的な暮らしで生活費を下げ、食にしろエネルギーにしろ自家消費した余剰は販売に回してお小遣いを稼ぐ。

食糧危機が叫ばれ、お金があっても食べ物を食えなくなる事態に陥る恐れだってあります。すでに、農薬や添加物など諸外国では禁止になっているような物まで日本人は食わされていますから、質的な食糧危機はもうとっくに始まっていると自覚しています。自分や家族が食べる分くらいは自分で作るのが当たり前、という時代がきてもおかしくないし、もうすでに一部の人たちはそっちに舵を切ってますよね。



ちなみにうちの村では、養鶏をして卵を確保しつつ、畑では欽ちゃん農法的ヒューゲルカルチャーで野菜を作り、ベランダでは水耕栽培庭では原木椎茸・舞茸栽培と、質の高い食の確保に努めて、その余剰分を販売しています。野菜の栽培は今年からなんで、まだまだ自給率は低いですけどね。

エネルギーは薪ストーブや薪ボイラー、それに太陽熱給湯で電気への依存度を下げながら、太陽光発電して売電もしています。あとはV2Hで電気自動車を繋いで夜間の電気も自給できれば、オフグリッドも近いです。

教育に関しては長女を含む地域の子どもたちに学習塾を開いて教えるとともに、将来的に、仮に私が死んだ後でも我が子も受講できるように、生き方のオンライン講座もそろそろ着手する予定です。これはNPOの方でやろうかな。

これら全て、私がやりたいこと。

自分のやりたい得意分野で仕事を作って、多くを稼げなくとも安全安心な食べ物を腹一杯に食える。心身が健やかでQOLが爆上がりな、そんな暮らしを営む人が、これから数年で割と増えると思いますね。そういう時代が来た気がする。



終わりに


2020
年から4年間市議会議員を務めていた間は、税金で報酬をもらっているんだからと、市民の利益を優先することが多くありました。その結果、経営が後回しになって自社のテコ入れできなかったり、家族に迷惑をかけたりしていました。政治に注力しすぎたので、4年が限界でしたね。妻からは「任期が4年でよかったね、5年やったら家を出ていってたわ」とも。←バランス大事!

今はもうただの一市民なので、議員時代に提言していた「地産地消のまちづくり」から「自給自足の村づくり」にスケールダウンして、村に引き篭もって村づくりをしています。

そんな自給自足の村づくりのビジョンや抽象的な思想などは、今後もこのブログに書いていきます。

鬱・子育て・教育・人材育成関連は、4年ちょっとほぼ休眠状態だったNPO法人他力本願研究所にて、活動を再開します。もう何年もブログを更新してないや・・・。

それら日々のリアルな具体の活動については、こちらのアメブロに書くことにしました。

なんだか何屋さんかわからないくらいやりたいことがいっぱいで、体系立ててまとめるのが困難ではありますが、これらの活動でまずは家族が幸せになること、その上で、一人でも多くの方のお役に立てることを願って、取り組みを進めていきます。←優先順位大事!


カテゴリー:村長ブログ

投稿日:2025年07月17日